お客様よりご売却いただいたヴィンテージ腕時計
今回は、セイコー アストロン 35-9000の買取事例をご紹介致します。
[セイコー アストロン 35-9000 買取りについて]
セイコーは1969年12月、それまでの機械式時計から飛躍した精度を持つ腕時計、「クオーツアストロン35SQ」を発表しました。世界初のクオーツ時計(電池式時計)で、機械式腕時計が日差が数秒から数十秒だった時代に、月差±5秒という驚異的な精度を実現しました。写真の時計は、カレンダーを搭載したモデル、セイコー アストロン 35-9000。発売価格は40万円ほどで、当時は自動車が購入できる程の価値だったと言われています。
セイコーはクオーツ時計の技術特許を取りましたが、特許権の独占には固執せず公開を選択しました。結果、70年代は急速にクオーツ時計の開発・普及が進み、機械式時計を製造をする多くの有名時計メーカーが打撃を受け、倒産・買収を受けるなどといった道を歩みました。後にクオーツショックよばれるようになります。
[セイコー アストロン 35-9000の買取事例について]
長野県にお住いのお客様より、セイコー アストロン 35-9000の買取り依頼をいただきました。本体のみで、全体的に子傷は見られましたが、日本の腕時計においてセイコー アストロン 35-9000は象徴的なモデルで、人気のお時計ですので、当初お伝えをしていました買取価格上限額をご提示しまして、ご売却いただきました。希少なお時計を有難うございます。
35-9000以外のアストロン