パテックフィリップ ノーチラス3710/1A-001買取のご依頼をいただきました
都内より、パテックフィリップ ノーチラス3710/1A-001の買取、査定のご依頼をいただきました。コメットテイルと呼ばれるモデルで、彗星のようなパワーリザーブが特徴のノーチラスです。ノーチラスは、この一年ほど高騰が目立っており、買取価格は高額です。こちらのノーチラス3710/1A-001は、お客様も大切なお時計とのことで、数度の交渉を経まして、ご売却いただくことができました。この度はありがとうございます。
数年で見ると、時計の買取相場は下降傾向にある中、まだパテックフィリップのスポーツモデルは、高い相場を維持しているブランドです。ノーチラスの売却をご検討でしたら、ぜひアンティグランデご相談ください!
ノーチラス3710/1A-001 コメットテイル/Comet Tail
ノーチラス3710/1A-001は、1997年~2005年に製造されていたといわれています。ジャンボの愛称で呼ばれる初代ノーチラス3700の後、新たに登場した3800はケースサイズが小さくなりましたが、90年代後半登場の3710/1A-001のケースサイズは42mm x 44mmと、3700同等のサイズとなっています。
さらに、3710/1A-001の特筆すべき点は、ダイヤルにあります。エンボス加工の無い文字盤に、ホワイトゴールドのローマンインデックス。そして最も象徴的なのは11時・12時の間に、パワーリザーブインジケーターです。ゼンマイを巻き上げきると、ダイヤルがパワーリザーブ針に追随して回転しだすことから、コメットテイル/Comet Tail(彗星)の愛称で呼ばれます。ムーブメントは、自動間巻のcal.330 SC IZR。
アクアノート ref.5060A プロトタイプ。もう一つのコメットテイル
2019年5月のアンティコルムにて、当時およそ4000万円超えで落札された、ミステリアスなアクアノート“5060A プロトタイプ”のダイヤルにもコメットテイルが見られます。 この“アクアノート5060A プロトタイプ”は、出所不明で、ジェンタ針とComet Taiを備え、ダイヤルにはPROTOTYPEとレタリングが入っています。
アクアノートの初期モデルref.5060も1997年に登場している事と、ノーチラスのコメットテイルが同時期に登場している事を考えると、5060A プロトタイプは、開発過程で誕生したモデル?と思いたくなってしまいます。
Aquanaut ref. 5060A Prototype 画像:antiquorum.swiss
パテックフィリップ ノーチラス3710 買取相場