注目をあつめるヴィンテージ腕時計
1932年に登場したカラトラバ。ドイツの芸術運動バウハウスに直接のインスピレーションを受け“機能がフォルムを決定する”という哲学を体現し続けている。ラウンドケースの時計が持つ、シンプルで流行に左右されない完璧さは、パテック フィリップのスタイルを象徴している。
モデル別の解説
ref.96
1932年に発表されたカラトラバの第一号、ref.96。昨今の時計と比較をすると小ぶりに思える31mm ケース。
バーインデックスに、ドットのミニッツ表記、ドルフィンハンドというシンプルながら洗練された意匠は、すべてのカラトラバの顔となった。前期と後期でラグの形状が異なり、後期の方が太く頑丈に設計されている。イエローゴールド、ステンレス、ローズ、 ホワイトゴールド、プラチナモデルが展開された。
ref.570
1940年~1970年頃まで製造 ビッグカラトラバといわれる、当時としては大きめの35mmケースを採用したモデル。ムーブメントはCal.27SCの採用が見られる。
現在でもアンティークカラトラバでは1位・2位を争う人気となっている。
ref.2508 ref.2555
アメリカ市場の要求に応える形で製造された、精巧なスクリューバックし仕様のカラトラバ。
インデックスのバリエーションが増え、バーインデックスに加え、くさび形インデックスが多くみられる。他にもピラミッドやアラビックなどが見られる。35mmケース。
ref.3445 ref.3403 ref.3439
カラトラバオート。ムーブはCal.12-600ATを薄型、軽量化した、Cal.27-460Mを搭載。[M]は日付表示を表す。自動巻ムーブメント、最高峰の1つ。
最初の自社製ムーブメントと比べると、ローラーを薄くするために7個のベアリングにより巻き上げ効率を上げ、薄くすることで軸にかかる負荷を軽減した。現行と比較して、各ブリッジがしっかりと、且つ美しく配置され、仕上も丁寧で物作りの手間を感じ取れる。35mmケース。
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